政府が外国人の永住許可に関するルールをガラッと変える基本方針を固めたみたいやな。
これまでは比較的ゆるかった部分もあったんやけど、これからは「日本語能力」が必須になったり、ちゃんとした「収入基準」が設定されたりと、かなりハードルが上がることになりそうや。
さらに、日本の法律やルールをしっかり学んでもらうための「法制度学習プログラム」も新しく作るっていうから、国としても本腰を入れて管理を強めるつもりなんやろう。
今回はこの新しい方針が一体どういうもんなのか、そして世間ではどんな意見が出とるのかを、関西弁で分かりやすくまとめていくで。
外国人の永住要件追加と政府方針の内容
今回の政府の発表によると、永住権、つまり日本にずっと住み続けられる権利をもらうための条件がかなり厳しくなるんや。
一番の注目ポイントは、やっぱり「日本語能力」の追加やな。
これまでは「素行が善良であること」とか「独立の生計を営むに足りる資産や技能があること」といった、ちょっと抽象的な条件がメインやったんやけど、今後は一定レベル以上の日本語が喋れるかどうかが、ガッツリ審査の対象になるんや。
日本で長く暮らすんやから、コミュニケーションが取れんと困るやろ、っていう至極まっとうな理由やけど、申請する側からしたら大きな壁になるのは間違いいないな。
さらに「収入基準」も具体的に設定されることになる。
今までは「だいたいこれくらいあればええかな」という、現場の運用で決まってた部分があったんやけど、これからは「年収がいくら以上」といった明確な数字が出てくることになるんやろう。
これは、永住権を取った後に生活保護に頼らなあかんような事態を避けるため、という国側の危機感の表れやな。
税金や社会保険料をちゃんと払っとるかっていうチェックも、これまで以上に厳格化される方針やから、不備がある人は一発でアウトになる可能性も高まっとる。
法制度学習プログラムの創設とその狙い
また、新しく「法制度学習プログラム」っていうのが作られることになったんやけど、これもなかなか興味深い試みやな。
これは、永住を希望する外国人に、日本の憲法や法律、交通ルール、地域の決まり事なんかをしっかり学んでもらうための講習みたいなもんや。
「日本に住むなら日本のルールを守れ」というメッセージが強く込められとるわけや。
最近は文化の違いからくるごみ出しのトラブルとか、騒音問題なんかが地域で問題になっとることも多いから、そういう摩擦を減らすための自衛策とも言えるな。
政府としては、このプログラムを受けることを義務化、もしくは永住審査の加点対象にすることで、日本社会への円滑な定住を促したい考えや。
ただ、このプログラムをどこが運営するんか、受講料はどうなるんか、といった具体的な運用面はまだこれから議論されるところやな。
これまでの「住み慣れたから永住権をあげる」というスタイルから、「日本社会の一員としてふさわしい資質があるから許可する」という形に、完全にシフトしたと言えるわ。
永住権厳格化の背景と今後の対策
さて、今回のこの厳しい方針、一体何が原因でここまで厳しくなったんかというと、やっぱり「永住者の急増」と、それに伴う「社会問題の表面化」がデカい理由やな。
現在、日本におる永住者はどんどん増えとって、もうすぐ100万人を超えそうな勢いやねん。
そんな中で、国民と同じような権利を持ちながら、実際には日本語ができんかったり、公的な義務を果たしてへんケースが目立つようになってきたんや。
国としても、少子高齢化で人手不足やから外国人は受け入れたいけど、マナーの悪い人やルールを守らん人まで永住させるわけにはいかん、というジレンマがあるんやな。
今回の対策は、いわば「質の高い外国人の選別」や。
日本語ができて、しっかり稼いで、日本の法律を守る人だけを優遇しますよ、っていう分かりやすい線引きやな。
これに対して、政府は今後、虚偽の申請をしたり、永住許可の後に税金を滞納し続けたりした場合には、永住許可を「取り消す」ことができるような法改正も進める方針や。
一度取ったら安泰やった永住権が、これからは「守り続けなあかん権利」に変わるということやな。
地方自治体との連携と今後の課題
対策のもう一つの柱は、国だけやなくて地方自治体との連携や。
実際に外国人と接するのは市区町村の窓口やから、そこでの情報共有を密にして、問題のある永住予備軍を早期に見つける体制を整えるんやな。
ただ、課題も多いで。
例えば「日本語能力」の基準をどこに置くんか、あまりに高くしすぎると、優秀な高度人材まで日本を敬遠してまうかもしれん。
また、急に収入が減った人をどう扱うかなど、人道的な配慮とのバランスも難しいところや。
今後は、この基本方針をもとに具体的なガイドラインが作られていくことになるけど、日本が「選ばれる国」であり続けながら、同時に「秩序を守る国」であることをどう両立させるか。
これは単なる外国人の問題やなくて、これからの日本社会のあり方を問う大きなターニングポイントになるはずや。
我々日本人も、ただ厳しくするのを喜ぶだけやなくて、どうやって共生していくかを真剣に考えなあかんフェーズに来とるんやろうな。
外国人の永住要件厳格化のネットでの感想
・やっとまともな基準ができたな。住まわせてもらうなら日本語は必須やろ。
・収入基準は大事。生活保護予備軍を増やすわけにはいかん。
・今までがゆるすぎたんや。法律を学ぶプログラムも大賛成。
・日本語能力って具体的にどのレベル?仕事が忙しくて勉強できん人はどうなるん。
・滞納で永住権取消は厳しすぎる気もするけど、公平性を考えたら当然か。
・真面目に頑張ってる外国人が、これで日本を嫌いにならへんか心配。
・ごみ出しとかの地域トラブルが減るなら、学習プログラムはええことやと思う。
・結局、金持ちとエリートだけが欲しいっていう本音が見え見えやな。
・偽装結婚とかの対策にもなるんちゃう?しっかり調査してほしい。
・厳しくするのはええけど、手続きがもっと複雑になってお役所仕事が増えそう。
ネット上の意見をざっと見てみると、やっぱり「賛成」や「歓迎」の声がかなり強い印象やな。
特に、日本語能力や収入基準の設定については、「日本国民と同じ義務を果たしてこその権利や」という考え方が主流になっとる。
これまでは、言葉が通じへんことで起こるトラブルに地域住民が疲弊しとった背景もあるから、「ようやく国が動いてくれた」という安心感があるんやろう。
「法制度学習プログラム」についても、日本の文化やルールを知ってもらうための良い機会や、とポジティブに捉える人が多いみたいやな。
ただ、一方で「懸念」の声も無視できんレベルで出とる。
特に、日本に来て一生懸命働いとるけど、日本語の勉強まで手が回らへんような、いわゆる現場仕事を支えてくれとる外国人に対する影響を心配する声や。
「日本語ができん=追い出す」という極端な話にならへんか、という不安やな。
また、収入基準についても「景気次第で誰でも下がる可能性があるのに、それで永住権が危うくなるのは酷や」という反対意見も一定数あるわ。
賛成意見の背景にある国民の不安
賛同しとる人らの意見を深く掘り下げると、そこには将来の日本社会に対する強い不安が見え隠れしとる。
欧州とかの移民問題を見て、「日本もああなるんちゃうか」という恐怖心を持っとる人が結構おるんやな。
せやから、永住権を「特権」としてしっかり管理してほしい、という願いが今回の厳格化への支持につながっとるわけや。
特に税金や社会保険料の滞納に対して厳しい処置を求める声は、真面目に払っとる日本人からしたら当然の感情とも言える。
「不公平感をなくしてほしい」という声が、この政策を強力に後押ししとる構図やな。
また、アンチ的な意見というよりは「慎重派」の意見として、日本が国際的な人材獲得競争で負けるんちゃうか、という視点もある。
「こんなに条件が厳しいなら、もっと自由な別の国に行くわ」という優秀な外国人が増えたら、日本の人手不足は加速するだけやからな。
「厳しくするなら、その分サポートも充実させなあかん」という、アメとムチの両立を求める声もネット上ではチラホラ見える。
結局のところ、多くの人が「秩序ある共生」を望んどるんやけど、その「秩序」をどこで線引きするかが、一番の議論の種になっとる感じや。
反対派が主張する人道と実利のバランス
反対意見をまとめると、主に「人道的な配慮」と「経済的な実利」の二つの側面がある。
人道的な方では、「日本で何十年も暮らして根を張った人から、収入や言葉を理由に永住権を脅かすのは人権侵害や」という、リベラルな視点からの批判やな。
特に、税金の滞納などで永住許可を取り消せるようにする法案については、「意図しない病気や失業で払えんくなった場合でも追い出されるんか」という切実な不安の声が出とる。
日弁連なんかも「永住者の法的地位を不安定にする」として反対声明を出したりしとって、人権団体からは「二級市民扱いにするんか」という厳しい追及もあっとるんやな。
経済的な実利の面では、建設や介護といった現場の重要戦力を失うリスクを指摘する声が多い。
「日本語は完璧やないけど、現場では誰よりも働いとる」という人を、基準に当てはまらんからと切り捨てるのは、日本経済にとっても自爆行為や、というわけや。
「技能実習」から「育成就労」へと制度が変わっていく中で、永住をゴールにして頑張る外国人の意欲を削いでまう可能性もあるから、あまりに厳しすぎる基準は逆効果になる、という議論も盛んやな。
こういう賛否両論の意見が激しくぶつかり合っとるけど、それだけこの問題が国民の生活に直結しとる証拠やな。
今後は、政府がこうしたネット上の不安や不満をどう汲み取って、具体的な制度設計に落とし込んでいくかが注目される。
厳しくするだけやなくて、真面目な人が報われるような、納得感のある仕組みを作ってほしいという願いは、賛成・反対を問わず共通しとる部分かもしれん。
これからもこの永住権問題からは、目が離せそうにないな。

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